スプリングバンク
スコッチウィスキーといえば、スペイサイド、アイラが有名だが、
その昔、栄華を誇っていたのがキンタイヤ半島にある港町キャンベルタウン。
かつてはアメリカへのウィスキー輸出で栄えた町だったが、
1930年代のアメリカ禁酒法により衰退していった、
英国史そのものを現した町である。
その中で数少ない現役の蒸留所の一つがスプリングバンクで、
今回はこの蒸留所から産まれる3つのシングルモルトを飲み比べてみた。
キャンベルタウンのモルトの特徴としては、
アイラモルトのようなピート香と港町独特のソルティーな味わい。
スプリングバンク蒸留所で造られる3つのシングルモルト:
①スプリングバンク(SPRINGBANK)
②ヘーゼルバーン(HAZELBURN)
③ロングロウ(LONGROW)
(写真左から)SPRINGBANK10年, HAZELBURN10年, LONGROW10年
SPRINGBANKは、蒸留2回と3回のウィスキーを混ぜた2.5回蒸留、甘さとピーティさとツンとした鼻にぬける刺激がバランスよく、蒸留所の名を冠したブランドの威厳を感じる。
HAZELBURNは、蒸留3回のためスッキリとした印象だが、後から甘い余韻も味わえる。他の2つと比べると、やや強い刺激が特徴。
LONGROWはピート香がしっかりとバニラの甘さを感じる秀逸なモルト。
個人的には飲み比べてLONGROWが好みだが、みなさんの好みはいかがだろうか。
ウィスキーの好みは十人十色、飲み方もストレートかトワイスアップか、はたまた違う割り方か、オススメの飲み方やマリアージュがあれば是非教えていただきたい。
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